フッ素ゴムスポンジ連続気泡タイプ
何故ミツフクフォームが採用されたのか?
- 連続気泡なので、真空状態での使用が可能
- 空気は通すが、光は通さない
- 自由に動く、気泡のやわらかさ
- 宇宙航空研究開発機構(JAXA)にてアウトガス試験合格!
※本製品を使用した実験装置は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「こうのとり5号」(2015年8月19日打ち上げ)に搭載されました。 こうのとり5号についてはJAXA特設ページご参照願います。
AF-OP、AF-OP-50Cは耐熱、耐薬、耐溶剤性、低アウトガスの特長を持った連続気泡構造のフッ素ゴムスポンジです。 気泡サイズの異なる2種類の中からお客様のご使用に合わせてお選びいただけます。目次
- 連続気泡スポンジとは?
- 耐熱、耐薬、耐油、耐溶剤性のあるスポンジ
- 防音特性
- 低アウトガスのスポンジ
- 難燃特性のあるスポンジ
- 用途例
- 当社品のグレード一覧表
- サイズ/加工方法
- 環境調査対応について
- サンプル/各種お問い合わせ
1.連続気泡とは?
スポンジには大きく分けて「水を通すもの」と「通さないもの」があります。 連続気泡とはその名の通り、気泡が繋がっているスポンジを連続気泡と呼び、食器洗いのスポンジが有名です。 一方で、独立気泡とは気泡がそれぞれ独立していて水を通さないビート板のようなスポンジです。*フッ素ゴム独立気泡スポンジはこちらをクリック。2.耐熱、耐薬、耐油、耐溶剤性の連続気泡スポンジ
AF-OP,AF-OP-50Cはフッ素ゴムの特長を生かし耐熱230℃でかつ、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの薬品やFuelCなど燃料油等に非常に優れたフッ素ゴムスポンジです。3.防音特性
AF-OP50C、MF-75P ⇒ ポリウレタンスポンジに似た特性を示します。 測定条件:2マイクロホン法による垂直入射吸音率測定(ISO 10534-2)*厚みに比例して吸音率が増加。密度が大きい材料ほど、低周波にピークを有する。
4.低アウトガス性のスポンジ
当社のフッ素ゴムスポンジはシロキサン類を含まず発生量もシリコーンより格段に少ないスポンジです。 独自の配合設計/加工方法によりお客様のご使用時のガス発生を抑えることで、半導体のようなアウトガスを嫌う環境下でのご使用も可能です。シロキサン類を含まず発生量もシリコーンより格段に少ない!
測定装置 | パージ&トラップ-ガスクロマトグラム質量測定装置(P&T-GC/MS) |
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加熱条件 | 200℃×15min |
パージガス | He(50ml/min) |
標準物質 | デカン |
5.難燃特性のあるスポンジ
当社のフッ素ゴムスポンジは、UL94V判定に基づく試験でV-0相当レベルです。燃焼特性
試料名 | UL94V判定 |
1.DF700 | *V-0 |
2.DF700S-86 | V-0 |
3.DF-900 | V-0 |
試料サイズ | 125㎜×13㎜ |
試験条件 | UL94V燃焼試験方法に基づく試験 |
試料状態調整 | 23℃、相対温度50%で48時間以上放置 |
6.用途例
AF-OPは連続気泡構造の特長を活かしクッションやフィルターとしてご使用いただけます。 更に、耐薬/耐油性能もある為、オイルや薬液等の吸着/ふき取りなど期待できる用途は様々です。- ・船外実験装置のクッション材
- ・産業機械用のフィルター
- ・各種パッキン/ガスケットなど
7.弊社品のグレード一覧
〈基本物性〉
品名・他 | – | AF-OP | AF-OP-50C |
材質 | フッ素ゴム | フッ素ゴム | |
見掛密度 | kg/m3 | 170 | 210 |
引張強さ | MPa | 0.21 | 0.25 |
伸び | % | 340 | 340 |
セル径 | ㎜ | 1.50 | 1.00 |
連泡率 | % | 76 | 89 |
硬度 ASKER-C | ND | 2 | |
使用温度範囲 | ℃ | -15~200 | -15~200 |
耐酸・アルカリ性 | ◎ | ◎ | |
耐油性 | ◎ | ◎ | |
両面テープ貼り | ◎ | ◎ | |
ノンブリード性 | ◎ | ◎ | |
MAXサイズ | mm | 300×400 | |
MAX厚み | mm | 20 |
※表中の数値は代表値であり、規格値ではありません。また、使用条件によっては性能が変わることがあります。